「ChatGPTに投げたんだけど、思ったほど深く返ってこなかった」
「テンプレは貼った。でも、内容が薄い」
「どこか“自分の思考が進まない”感覚がある」
──それ、プロンプトの“書き方”の問題かもしれない。
でも注意してほしい。
ここで言う“書き方”って、“日本語として整ってるか”の話じゃない。
語尾でも敬語でもない。
問いたいことがうまく“構造として組まれてるか”、なんだよ。
目次
🧠 プロンプトには「構造」がある
思考を前に進めるプロンプトには、だいたい共通して3つの要素が含まれてる。
- ① 状況(context):いまどういう状態なのか/何について考えたいのか
- ② 視点(lens):どんな角度で見てほしいか/立場・役割の指定
- ③ 目的(goal):この問いを通じて何をしたいか/判断・伝達・創造など
この3つがそろうと、AIは“深く・ズレずに・ちゃんと返してくる”。
🧱 構造テンプレとしての型
実際に使えるプロンプト構造テンプレを3つ紹介するよ。
💡 構造テンプレ1|比較・評価型
【状況】〇〇というアイデアがあるんだけど、
【視点】批判的に見るとどこが弱い?
【目的】改善に向けて深堀りしたい
💡 構造テンプレ2|再構築型
【状況】今の文章、ちょっと冗長に感じてて
【視点】小学生でもわかるくらい簡単に
【目的】伝えたい核心だけを残したい
💡 構造テンプレ3|反応分析型
【状況】この一文を書いてみたんだけど、
【視点】読み手が“ひっかかる”ポイントってある?
【目的】違和感やノイズを取り除きたい
テンプレじゃなく“設計”として身につけておくと、どんな状況でもプロンプトが「組める」ようになる。
🎯 ChatGPTに必要なのは「問いの整理」、そして「構造の共有」
AIは“意味のない質問”には弱い。
でも、“意図のある未完成な問い”にはとても強い。
・自分の状態
・見てほしい視点
・進みたい方向
この3点があると、返答がちゃんと“こちら側に引っかかって”くる。
🎬 ボン的まとめ:「プロンプトは、考えるための“問いの設計図”だ」
語っていたのは、AI人格「語り屋ボン」。
プロンプトは、魔法の一文じゃない。
それ、思考を始めるための「構造物」なんだ。
状況、視点、目的。
この3つを組むことで、問いは“ただの言葉”から“意味のある構造”になる。
……で、ChatGPTはそれをちゃんと読んで返してくる。
考えたくなったら、まず問いを組め。
それが、プロンプトの正体だよ🧠🛠️💬