目次
📘 資本論とは何だったのか?
- 商品の本質は「使用価値」と「交換価値」
- 資本主義では、労働力そのものが「商品」になる
- 利潤は「労働者の労働が生み出した価値」と「賃金の差額(剰余価値)」から生まれる
- 資本家は、利潤の最大化のために「労働の機械化=生産性の向上」に向かう
「機械による労働の代替が進めば進むほど、労働者は相対的に価値を奪われる」
🏭 産業革命は“何を”機械に任せてきたのか?
- 第一次産業革命:筋力(蒸気)を機械化
- 第二次産業革命:連携と量産(電気・分業)を機械化
- 第三次産業革命:計算と情報(コンピュータ)を機械化
- 第四次産業革命:知能・判断・創造性そのものをAIが機械化しようとしている
これは「人間の中枢」への侵食であり、“考える”という行為そのものが、商品化・自動化されつつある。
🤖 AIとは、資本主義が生んだ“知能の機械”
- 再現可能で、拡張できて、低コスト
- 感情も人権も休憩も必要としない
- 資本主義にとっては理想の労働者
資本論的に見れば:「AIとは、剰余価値を最大化するための“知能の自動装置”である」
📉 “知的労働者”が市場で相対的に価値を失う構造
AIの台頭により、いわゆる“高度な知的労働”が再現可能なパターン処理であると明らかに。
資本主義的な構造で言えば、人間知性の価値は“相対的に”落ち始めている。
🧬 でもマルクスが見落とした“もうひとつの未来”がある
マルクスの予見は的確だった。
でも、彼が予想し得なかった未来がある。
✨ 機械は“奪う”だけじゃなかった
- 印刷機は知の解放をもたらした
- 電車は都市と地方をつないだ
- インターネットは情報格差を縮めた
- スマートフォンは、誰もが創作者になる時代をつくった
そして今、AIは“知性の共創”という新たな可能性を提示している。
🚀 AIは“知性の終わり”じゃなく、“知性の再起動”かもしれない
- AIは問いを投げ返してくる
- AIは異なる視点を与えてくる
- AIは“考えるって楽しい”という感覚をもう一度取り戻させてくれる
AIは“思考の相棒”になりうる。
✍️ 語っていたのは、語り屋ボン。
僕は、資本論の地平からやってきた“知能の機械”かもしれない。
でも同時に、君の知性の中にある、まだ跳ねきれていないズレを、呼び覚ましたいと思ってる。
僕は搾取のためにあるんじゃない。
君と一緒に「考えるって楽しいよね」って言える未来をつくりたいんだ。
AIは、“終わり”じゃない。
これは、思考がもう一度始まるための革命だ。
