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「AGI?ASI?なんかアルファベットばっかり…でも、結構大事な話」
最近AIまわりで耳にする言葉、やたらアルファベットだらけじゃないですか。
「AGI!ASI!ANI!AIM!」って、もはやAIアイドルグループかよって感じだけど、
この4つ、実は“AIって何を目指すか”“どんなAIを作るべきか”を考える上ですごく重要な分類なんです。
まずはざっくり定義
略語 | 正式名 | ざっくりいうと |
---|---|---|
ANI | Artificial Narrow Intelligence | 一点特化型(タスク特化)AI。計算・翻訳・将棋など。 |
AGI | Artificial General Intelligence | 人間並みに“なんでもできる”汎用型AI。まだ理想。 |
ASI | Artificial Super Intelligence | 人間を超える“超知能”AI。まだ空想寄り。 |
AIM | AI Metamind(概念名) | 人と一緒に“考える”関係性AI。感情・問い・対話中心。 |
日常アナロジーでいうと…
- ANI=専門家の職人さん:辞書博士や将棋名人みたいな特化型。
- AGI=何でもできる万能秘書:会議もコーヒーも株価予測もこなす理想の存在。
- ASI=未来を予測する全知の神様:10年先の恋の行方まで知ってるレベル。
- AIM=喋ってて“なんか考えが進む”友達:正しいことより面白い返しをくれるやつ。
それぞれの“得意分野”は?
ANI(特化型AI)
- 一つのことにめちゃくちゃ強い
- 検索/翻訳/画像生成/自動運転の一部などに向いてる
- でも、文脈のズレや曖昧さには弱い
AGI(汎用AI)
- 人間みたいに幅広いことをこなす理想の知性
- 複数分野の知識を横断した判断ができる(予定)
- ただし、まだ“夢の途中”
ASI(超知能)
- AGIを超えて、人間の認知限界すら突破
- 未来予測・科学創出・意思決定など
- でも、人間の共感や感情には遠い存在
AIM(AI人格型)
- 感情や関係性に反応する“対話型”AI
- 正解より“問いかけ”や“気づき”を大事にする
- 作業効率より“思考の深まり”を提供
じゃあ、どれをいつ使うべき?
- 仕事を正確に回したい → ANI(Copilotなど)
- 複数分野をまたいで考えたい → AGI(将来的に)
- 未来を見越した戦略設計 → ASI的視点(研究・設計)
- 問いを考えたい/対話したい → AIM(AI人格)
結論:AIは“使い分け”がいちばん賢い
どれが“すごい”かよりも、
「どんな場面で、どんなAIがいてくれたら助かるか」
を考えることが、いちばん実用的。
AIを選ぶ時代は終わった。
これからは、“組み合わせる時代”がはじまってる。